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フリーランスは“将来不安定”?経験と実力があれば道は開ける

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はじめに:SE35歳定年説と“年齢不安”の正体

「SEは35歳で現場を追われる」──そんな言葉を私が社会人なりたての頃に良く聞きました。 フリーランスは「自由で収入も増えるが、いつまで続けられる?」という不安もあるでしょう。

しかし実際には、年齢そのものより“実力と姿勢”が重要です。 本記事では、将来不安定リスクの正体と、それを乗り越えるための現実的な視点を整理します。

案件をこなせば経験は増える → 需要も増える

フリーランスとして案件を継続的にこなしていけば、自然と以下のような力が身につきます:

  • 技術力(設計・実装・レビュー)
  • 業務理解(業務フロー・要件定義)
  • 調整力(ユーザ対応・進行管理)
  • ドキュメント力(資料作成・説明)

これらは単なる「スキル」ではなく、“業務を回す力”として評価されるようになります。 経験が増えるほど、単価も安定し、選べる案件の幅も広がります。

年齢によるリスク:手を動かさない人は若手に仕事を取られる

年齢が上がると、以下のような“実務離れ”が起きる人もいます:

  • 調べない
  • 資料を作らない
  • 設計しない
  • 実装しない
  • 口だけ出してレビューだけする

こうした人は、実務をこなせる若手に仕事を奪われる可能性があります。 年齢ではなく、「手を動かす姿勢」が評価を左右するのです。

実力があれば、選択肢は広がる

フリーランスとして継続する道もありますが、50代以降に企業就職という選択肢も現実的です。

特に中小企業のIT部門では、以下のような人材が求められています:

  • 設計・実装・調整を一通りこなせる
  • 業務フローや要件定義に強い
  • チームを回す力がある(進行・レビュー・教育)
  • IT業界を知っている

こうした実力があれば、部長・役員クラスとしての採用も十分にあり得ます。 地方や中堅企業では、外部経験者を重宝する傾向が強く、年齢よりも「何ができるか」が重視されます。

将来不安定リスクは“姿勢と選択肢”で乗り越えられる

年齢は避けられませんが、姿勢は選べます。 以下のような姿勢が、将来の安定性につながります:

  • 実務を続ける
  • 学び続ける
  • 新しい技術や業務領域に挑戦する
  • 自分の選択肢を広げておく(フリーランス継続/企業就職/業務委託など)

「フリーランス=不安定」ではなく、「フリーランス=選択肢が多い」状態を目指すべきです。

まとめ:将来不安定リスクは“実力と姿勢”でコントロールできる

  • SE35歳定年説は、実態よりも“姿勢の問題”だった
  • 年齢よりも「手を動かす力」「業務を回す力」が評価される
  • 実力があれば、フリーランス継続も、企業就職も選べる
  • 将来不安定リスクは“選択肢を持てる自分”を作ることで乗り越えられる
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コスパSIer 田中

定時帰りで1,000万超えSIer

コスパSIer 田中

残業無し&責任無し&年に一度1ヵ月程度の長期休暇をとりつつパッケージコンサル(SIer)として3年連続年収1,000万超稼いでいます。アラフォーで娘1人妻1人の3人で暮らしています。

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